ダクトレス第一種換気は本当に換気できる?
実験動画で検証!
こんにちは! sumui社員の岸井です。
「ダクトレス第一種換気は、本当に部屋全体を換気できるの?」というご質問をいただくことがあります。
そこで今回は、AZH-70を使って煙とCO₂濃度による換気性能の検証を行いました。実験結果をもとに、ダクトレス第一種換気の仕組みを分かりやすくご紹介します。
目次
1. ダクトレス第一種換気とは?
ダクトレス第一種換気は、給気と排気を機械でコントロールする第一種換気システムの一種です。ダクトを使用しない構造のため、室内の温度差を利用しながら効率よく換気を行い、快適な室内環境づくりをサポートします。
今回検証に使用したスムイ(sumui)の第一種熱交換型24時間換気システム「オンダレス AZH-70」(以下 オンダレス)は、ダクトレス第一種熱交換換気システムです。熱交換によって室内の快適な温度をできるだけ保ちながら換気できるため、冷暖房効率にも配慮した住まいづくりに役立ちます。
第一種熱交換型24時間換気システム
オンダレスAZH-70
オンダレスは、室内との温度差の少ない新鮮な空気を取り入れることで、快適でかつ冷暖房費の削減に貢献するエコな換気を実現します。
ダクトレス第一種換気は本当に換気できる?
ダクトレス第一種換気について最も多くいただくご質問が、「本当に部屋全体を換気できるのですか?」というものです。
ダクトがないため、新鮮な空気が同じ部屋の中を循環しているだけではないかと心配される方も少なくありません。
そこで今回は、モデル建築を作成し、煙の流れを目で確認することで、室内の空気がどのように移動しているのかを検証しています。
2. 煙の動きで検証!画像と動画で見るダクトレス第一種換気の空気の流れ
検証では、左右に部屋があり、その中央に廊下があるモデルを使用しました。各部屋と廊下の間には、ドアの下にアンダーカット(隙間)が設けられており、この隙間を通して空気が移動する仕組みです。
まず、一方の部屋から新鮮な空気を取り込み、もう一方の部屋から排気を行います。
すると煙は、廊下やドア下のアンダーカットを通りながら、部屋全体へゆっくりと移動していく様子が確認できました。動画では、時間の経過とともに煙が部屋全体へ広がり、最終的には排気側へ流れていく様子をご覧いただけます。

煙が充満した状態

煙が流れる様子

「煙が動いているように見えても、同じ部屋の中を循環しているだけでは?」と思われるかもしれません。
そこで、煙の流れを時間の経過とともに比較してみました。30分後には煙が排気側へ移動し、室内全体の空気が計画的に入れ替わっている様子が確認できます。ダクトレス第一種換気は、ドア下のアンダーカットなどを利用して空気の流れをつくることで、住宅全体の換気を行っています。

スタート時


30分後
検証動画で見るダクトレス第一種換気の空気の流れ
3. CO₂濃度測定で分かった換気性能
煙の流れだけではなく、二酸化炭素(CO₂)濃度についても測定を行いました。
測定結果では、時間の経過とともに各部屋のCO₂濃度が低下しており、新鮮な空気が取り入れられ、室内の空気が計画的に入れ替わっていることが確認できました。
ドア下のアンダーカットを通して空気が移動することで、ダクトレス第一種換気でも住宅全体の換気が行われていることが分かります。


4. ダクトレス第一種換気のメリットとおすすめしたい方
今回の検証からも分かるように、ダクトレス第一種換気は、住宅全体の空気の流れを考慮した設計によって、ダクトを使用しなくても計画的な換気を行うことができます。煙の動きとCO₂濃度の変化の両方から、空気が住宅全体を移動し、時間の経過とともに計画的に入れ替わっていることを確認できました。
また、ダクトを使用しない構造のため施工性にも優れ、熱交換型システムであれば換気による室温の変化を抑えながら快適な室内環境を維持しやすいことも大きな特長です。
ダクトレス第一種換気は次のような方におすすめです。
- ダクト工事を行わずに第一種換気を導入したい方
- 高気密・高断熱住宅を検討している方
- 快適な室内環境を維持したい方
- 換気性能を実際の検証結果で確認してから導入したい方
「ダクトがないから十分に換気できないのでは?」と不安に感じる方もいるかもしれません。
しかし、今回の検証では、煙の流れとCO₂濃度の変化の両方から、住宅全体の空気が計画的に入れ替わっていることを確認できました。
ダクトレス第一種換気は、快適性と施工性を両立した換気システムとして、これから家づくりを考えている方にもおすすめです。
5. よくある質問
はい。今回の検証では、煙の流れやCO₂濃度の変化から、住宅全体の空気が計画的に入れ替わっていることを確認しました。ダクトレス第一種換気は、ドア下のアンダーカットなどを利用して空気の流れをつくり、住宅全体を換気する仕組みです。
アンダーカットとは、室内ドアの下部に設けられた隙間のことです。この隙間を通して部屋と廊下の間に空気の流れをつくり、新鮮な空気を住宅全体へ循環させます。
はい。オンダレスはダクトレスでありながら熱交換機能を備えた第一種換気システムです。換気を行いながら室内の熱を有効に利用することで、冷暖房による快適な室温を保ちやすくなります。
ダクト工事が不要なため、リフォームで第一種換気を導入したい場合にも採用しやすい換気システムです。設置条件については、住宅の間取りや構造によって異なりますので、お気軽にご相談ください。
6. まとめ
ダクトレス第一種換気は、「ダクトがないから十分に換気できないのでは?」と思われることがあります。
しかし、今回の検証では煙の流れと二酸化炭素(CO₂)濃度の変化の両方から、空気が住宅全体を移動し、計画的な換気が行われていることを確認できました。
オンダレスは、ダクトレスでありながら第一種熱交換換気の特長を備え、快適な室内環境づくりをサポートする換気システムです。
「ダクトレス第一種換気の仕組みをもっと詳しく知りたい」「実際の空気の流れを見てみたい」という方は、ぜひ記事内の実験動画もあわせてご覧ください。
